来たって歩いてくるわけでもありません。
ひじょーに程度の良いものをひじょーに安価に入手できました。
この夢のような時代。デジタルよ栄えろ、そしてアナログは安くなれ。
Voigtländer専用本みたいなものが昔は出ていて、当時Voigtländerに侵されていた私は結構隅々まで読んでいたのですが、このレンズの記述が曖昧です。具体的な年代が出ていない。
で、当時のチラシを見るとこれと同型のレンズが写っているではありませんか。と言うことで「勝手に」1926年-30年頃のものと推定し、吹聴することとしました。
80年近く前のレンズということにしたとして、シャッターも至って好調です。今は亡きVoigtländerにとっては極「最近の」レンズなんでしょう。
ひもとけば1700年代よりなにがしかの光学機器の製造をチェコで始め、1800年代から望遠鏡などを作っていたようです。
このレンズは今まで何を見てきたのでしょうか、そしてどのようにしてこの極東の国に売られてきたのでしょうか。
この歴史の証人たる、重みを感じるレンズで、BLOGERポートレートシリーズレンズに加えることにいたしましょう。
クラシック(当たり前)なデザインは本物ビンテージ。最速1/200の高速シャッター付き
霧が晴れれば、この透き通るレンズ
前オーナーによる絞り表示はオリジナリティーを損なってはいるが、便利で見やすい。
さ、博識なあなた、このレンズの正式な年齢をご存じでしょうか?